何故、嫌いな日本人に成り済ますのか?

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Re: パート3

投稿者: rie2376 投稿日時: 2009/10/24 08:33 投稿番号: [3907 / 6355]
健太はよく考える事があった、猿から人への
進化の道程を

あれは必然だったのか、それとも単なる偶然か

数千万年の繁栄を誇った恐竜が、巨大隕石の
衝突によって絶滅した後、地上には小型の
哺乳類が姿を見せるようになっていた

東アフリカの森でも、人類と猿の共通の
祖先と言われるプロコンスルが樹上を渡り歩き
豊富な木の実を満喫していた

しかし今から五百万年前、地殻大変動に
よって多くの者が、この楽園を追われる事に
なったのである

あたかもアダムとイブが、エデンの園を
追われたように

大森林の中央に突如として山脈が隆起し
森は東西に分断され、豊かな水をもたらす
偏西風は、山脈に遮られて森の東側は
徐々に乾燥していった

森は少しずつ消え、やがてサバンナに変わり
そこで暮らす猿達にも大きな影響を
与える事になったのである

身を隠す場所の少ない地上に降りた彼等は
猛獣に襲われ、その屍を累々と草原に
積み重さねていった

健太はこの光景を思い出していた

森と共にある者、森と共に滅ぶのが定めか

しかしこの時果敢に立ち向かう一団が現れた
アファール猿人と呼ばれる、身長1m
体重30k余りの人類の祖先は二本の足で
歩き始めたのである

それは猿と人とを分ける、決定的な
出来事であった

最初は前かがみ、膝を曲げた姿勢から
時の経過と共に現代人と同じく直立して
歩くようになっていった

これにより大きな変化が生じた
塞がっていた手が自由になり様々な
道具を造ることが可能になった

それと直立することで口喉が大きく開き
はっきりと物を喋るようになっていた

もう彼等は猛獣に襲われるだけの
弱々しい存在ではなかった

槍や弓を手に火を操り、互いに
コミニケーションを取り合い
像やライオンを追い詰める
狩人となった

一方豊かな森が残った西側では、途中まで
人類と進化を共にした子孫が今も樹上で
五百万年前と同じ暮らしをしている

チンパンジーである、残念ながら彼等に
危機は訪れなかった   地上に降りる
必要もなかった

健太は生命の誕生から、人への進化の過程で
起きる様々な出来事を思い出していた

もし、ジャイアントインパクトによる月の
誕生がなかったら、生命も有り得なかった

恐竜が絶滅しなければ、哺乳類の繁栄も
なかっただろう

いやあの東アフリカの地殻大変動が
なかったら今も我々は豊かな森で
果実を貪っているのかも知れない

大異変の度に前進する進化の不思議
危機と偶然が重なり合う進化の謎

人類も生命のたどった奇跡の道を歩んで
いるに違いない
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