時を駆ける少年
投稿者: rie2376 投稿日時: 2009/10/24 08:19 投稿番号: [3905 / 6355]
暫く御無沙汰でした、今回は宇宙物を
長いそうなので、二回に分けて
時を駆ける少年
僕の名前は健太、麻布中学校の二年で
十四歳 お父さんは会社員、お母さんは
小学校の教師、僕は何処にでもいる
普通の中学生
ただ時々不思議な夢を見る
ある時は竜馬になり海援隊を率いて
颯爽と瀬戸内海を航行している
日本を一回、ばらばらにするぜよ!
また日吉丸になり、針売りをする夢も見る
針はいらんかねー、針はいらんかねー
そして牛若丸となり、鞍馬山で剣術に
励んでいる
願わくば、平氏打倒を叶えたまえ
この牛若に神通力を!
いや、それより遥か46億年前、地球が
誕生する瞬間、僕は確かに見ていた
オレンジ色に輝き超高温で燃え滾る
星の姿を
太陽の周りの岩石がぶつかり合い、砕け散り
小さな岩石は大きな物に吸収され、地球が
誕生した
溶岩が噴き出し、漆黒の煤煙が立ち込め
厚い炭酸ガスに覆われた、太陽系第三惑星
地球
この星に、生命が誕生したのは
どうしてだろう
地球誕生より10億年後のあの日、浜辺の岩に
寄り集まった泡の中から遺伝子を持った
最初の有機体が生まれたのを僕はよく
憶えている
いやそのずっと以前、この星にとって
最大の異変が待っていた
そうだ、あれこそが生命誕生のきっかけに
違いない
少年は深い眠りから覚め、遠い記憶を
探ろうとしていた
健太は教室の窓から、グランドをぼんやり
眺めていた、グランドではサッカー部員が
元気に走り回っている
そうか、選手権が近いので
皆、張り切ってるんだな
この中学は、サッカー強豪校として
知られていた
選手達の機敏な動きに見とれていた
健太の耳に、教師の声が入ってきた
月のクレーターは、隕石衝突の跡で
ほぼ同位置の地球にも同じ位の
衝突があったと考えられる
しかし、地球には広大な海があり
地殻変動も激しいので、クレーターは
それほど見つかっていない、それに、、
教師の話す月のクレーター、隕石
そうだ、巨大隕石だ
健太は再び、遥か46億年の旅に出ようと
していた
地球誕生から1億年後、地球はゆっくり
冷え始め厚い炭酸ガスも薄まり、水蒸気を
含んだ雲が姿を見せるようになっていた
やがて雲は雨を降らせ、何時果てるとも
知れぬ豪雨となって濁流は大地を覆い
そして飲み込み海が誕生した
総てはこれが始まりだった、海からの創生
そしてもう一つの異変、ジャイアント
インパクト
火星ほどもある巨大隕石が、真っ赤に
燃えながら地球に向かっていた
やがて大音響と共に大地はえぐり取られ
地下のマグマは噴き出し、地球は再び
オレンジ色に輝いていった
遥か上空に吹き飛ばされた大地のかけらは
地球の引力に引き戻され、やがて一つに
収斂し小惑星が誕生した
月の誕生であった
あの月は、何と不気味だったろう
その月は、健太が普段見る月とはあまりにも
違っていた、地球からの距離は約半分足らず
赤く燃えながら地球の夜空を焦がしていた
海も揺れていた、巨大な月の引力で満ち潮と
引き潮の差は十メートルにも達し、海水温度は
ゆうに150度を越していた
この荒ぶる海で、何かが始まろうとしていた
隕石がもたらした化学物質、必須アミノ酸
マグネシューと、マグマから噴き出す
ヘリューム等が混ざり合い、化学反応を
起こし、無数の組み合わせが試めされていった
さながら猛毒の海は、巨大な実験工場と
化していた、但しこの実験も試行錯誤の
連続であった
生命誕生まであと九億年の時を、待たねば
ならなかった
そして運命のあの日、青酸カリを主成分と
する遺伝子を持った最初の微生物が誕生した
健太は、あの赤い月を思い浮かべていた
総ては偶然だった、もしあの巨大隕石の
衝突がなければ、月も姿を見せる事は
なかった
海も平安な時を過ごし、生命誕生も
有り得なかった、それともある意思が
働いたのだろうか
健太は再び、教師の声に聞き入っていた
隕石は、地球にない鉱物資源を多量に
含んでおり金鉱脈やダイヤの鉱脈が
巨大クレーターの跡から多く発見されている
人類の文明は、宇宙から持たらされるこうした
鉱物資源によって成り立っている
我々は決して、宇宙と無縁ではない
生命誕生そのものが、宇宙からの
贈り物だから
この後生命は次々と飛躍を遂げ、ついには
人類へと結び付いて行った
長いそうなので、二回に分けて
時を駆ける少年
僕の名前は健太、麻布中学校の二年で
十四歳 お父さんは会社員、お母さんは
小学校の教師、僕は何処にでもいる
普通の中学生
ただ時々不思議な夢を見る
ある時は竜馬になり海援隊を率いて
颯爽と瀬戸内海を航行している
日本を一回、ばらばらにするぜよ!
また日吉丸になり、針売りをする夢も見る
針はいらんかねー、針はいらんかねー
そして牛若丸となり、鞍馬山で剣術に
励んでいる
願わくば、平氏打倒を叶えたまえ
この牛若に神通力を!
いや、それより遥か46億年前、地球が
誕生する瞬間、僕は確かに見ていた
オレンジ色に輝き超高温で燃え滾る
星の姿を
太陽の周りの岩石がぶつかり合い、砕け散り
小さな岩石は大きな物に吸収され、地球が
誕生した
溶岩が噴き出し、漆黒の煤煙が立ち込め
厚い炭酸ガスに覆われた、太陽系第三惑星
地球
この星に、生命が誕生したのは
どうしてだろう
地球誕生より10億年後のあの日、浜辺の岩に
寄り集まった泡の中から遺伝子を持った
最初の有機体が生まれたのを僕はよく
憶えている
いやそのずっと以前、この星にとって
最大の異変が待っていた
そうだ、あれこそが生命誕生のきっかけに
違いない
少年は深い眠りから覚め、遠い記憶を
探ろうとしていた
健太は教室の窓から、グランドをぼんやり
眺めていた、グランドではサッカー部員が
元気に走り回っている
そうか、選手権が近いので
皆、張り切ってるんだな
この中学は、サッカー強豪校として
知られていた
選手達の機敏な動きに見とれていた
健太の耳に、教師の声が入ってきた
月のクレーターは、隕石衝突の跡で
ほぼ同位置の地球にも同じ位の
衝突があったと考えられる
しかし、地球には広大な海があり
地殻変動も激しいので、クレーターは
それほど見つかっていない、それに、、
教師の話す月のクレーター、隕石
そうだ、巨大隕石だ
健太は再び、遥か46億年の旅に出ようと
していた
地球誕生から1億年後、地球はゆっくり
冷え始め厚い炭酸ガスも薄まり、水蒸気を
含んだ雲が姿を見せるようになっていた
やがて雲は雨を降らせ、何時果てるとも
知れぬ豪雨となって濁流は大地を覆い
そして飲み込み海が誕生した
総てはこれが始まりだった、海からの創生
そしてもう一つの異変、ジャイアント
インパクト
火星ほどもある巨大隕石が、真っ赤に
燃えながら地球に向かっていた
やがて大音響と共に大地はえぐり取られ
地下のマグマは噴き出し、地球は再び
オレンジ色に輝いていった
遥か上空に吹き飛ばされた大地のかけらは
地球の引力に引き戻され、やがて一つに
収斂し小惑星が誕生した
月の誕生であった
あの月は、何と不気味だったろう
その月は、健太が普段見る月とはあまりにも
違っていた、地球からの距離は約半分足らず
赤く燃えながら地球の夜空を焦がしていた
海も揺れていた、巨大な月の引力で満ち潮と
引き潮の差は十メートルにも達し、海水温度は
ゆうに150度を越していた
この荒ぶる海で、何かが始まろうとしていた
隕石がもたらした化学物質、必須アミノ酸
マグネシューと、マグマから噴き出す
ヘリューム等が混ざり合い、化学反応を
起こし、無数の組み合わせが試めされていった
さながら猛毒の海は、巨大な実験工場と
化していた、但しこの実験も試行錯誤の
連続であった
生命誕生まであと九億年の時を、待たねば
ならなかった
そして運命のあの日、青酸カリを主成分と
する遺伝子を持った最初の微生物が誕生した
健太は、あの赤い月を思い浮かべていた
総ては偶然だった、もしあの巨大隕石の
衝突がなければ、月も姿を見せる事は
なかった
海も平安な時を過ごし、生命誕生も
有り得なかった、それともある意思が
働いたのだろうか
健太は再び、教師の声に聞き入っていた
隕石は、地球にない鉱物資源を多量に
含んでおり金鉱脈やダイヤの鉱脈が
巨大クレーターの跡から多く発見されている
人類の文明は、宇宙から持たらされるこうした
鉱物資源によって成り立っている
我々は決して、宇宙と無縁ではない
生命誕生そのものが、宇宙からの
贈り物だから
この後生命は次々と飛躍を遂げ、ついには
人類へと結び付いて行った
これは メッセージ 1 (beiowolf119jp さん)への返信です.